37. 肝硬変によって起きる皮膚病

かゆみのない病気

昔から、皮膚は内臓の鏡と言われています。
内臓の異常で起こる病気として、甲状腺機能低下症やクッシング症候群などのホルモン異常については、前述いたしました。
他に、犬で肝硬変によって両腋窩、内股や陰部の皮膚の爛れ(びらん)や足底部のびらんとともに、一部皮膚が異常に厚くなり、亀裂が生じることがあります。
末期の肝硬変によって、皮膚の代謝に必要な栄養素が供給されなくなり、正常に皮膚が作られなくなる病気と考えられています。
そのため、こすれやすいところの皮膚が崩れて、びらん化するため、痛がります。
他の免疫介在性疾患と症状が似ているため、診断には血液検査、レントゲンや超音波検査、皮膚の病理検査などを総合して行います。
治療は肝臓の機能回復ですが、末期の肝硬変で起こるため、とても難しいです。

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