野外で活動する猫で耳に厚いかさぶたができて、そこをとても痒がる病気にダニによる耳疥癬があります。
一方、被毛が白い猫は、皮膚を紫外線から守るメラニンの産生・分泌が弱いために、皮膚のガンになりやすいです。
人でも長年屋外で長時間仕事に携わっていた方で、日光に当たりやすい顔、首の背部、背中の皮膚の細胞がガン化していることが多いです。
これも長年の紫外線暴露と加齢によって、引き起こされると考えられています。
白い被毛の猫で、耳の端、眼の周り、鼻の平面には、被毛が少ないので、特に紫外線の暴露が多く、ガンができやすいです。
白い猫でなくても、ガンができることがあります。
以前、鼻の平面にガンができた老齢の三毛猫を診察したことがあります。
最初は、日焼けと同じで、皮膚が赤くなっているだけですが、やがて皮膚が崩れたり、出血やかさぶたができたりします。
そのころになると、とても気になるようで、しきりと引掻くようになるため、外傷が加わって患部がさらに悪化します。
またガンなので、近くのリンパ節や肺などへ転移して、大変かわいそうな経過をたどることがあります。
根治的な治療法は、外科的に切除するしかないので、できるだけ早く動物病院で治療を受けるようにしてください。予防法は、直射日光に当たらないようにすることですが、猫はひなたに当たって寝るのが大好きなので、室内でそのようなお気に入りの場所には、UVカットのガラス窓や透明板などを設置してあげてください。
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