犬の痒みをともなう病気診察して、連れてきた飼い主さんへ必ずいくつか質問をします。
その一つは、何歳から痒みを伴う症状が認められたのか?です。
一般的に犬のアトピー性皮膚炎は、2~3歳ぐらいから痒み症状が出始めて、5歳ぐらいまでに増悪することが多いようです(BMC Vet Res. 2015;11:196.)。
ニキビダニ症ですと、1歳ぐらいまでの若齢犬もしくは、老齢犬に多いです。
特に注意するのは、7~8歳齢以降から急に痒みを伴うフケまたは皮膚や粘膜が赤く腫れたり、“びらん”が認められる場合は、皮膚のリンパ腫を発症していることもあります。
もちろん、この質問だけで診断ができることではないので、必ずいくつかの検査を行います。
逆に病状を見ただけで、確定診断ができる皮膚病は少ないです。
でもいくつかの質問をしながら、頭のなかで予想される疾患をリストアップします。
そして診断や治療をするために必要な検査の優先順位を決めていきます。
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