33.犬の甲状腺機能低下症

かゆみのない病気

中年以降の犬で発生が多くなりますが、頚の喉仏の近くにある甲状腺とよばれる器官から分泌される甲状腺ホルモンが低下する病気があります。
甲状腺ホルモンは、体の代謝を活発化させる働きが有りますので、少なくなると様々の異常が起こります。
例えば、眠りたがる(嗜眠)、無気力、動作が鈍い、体重増加、寒がるなどが認められます。
徐々に病態が進行する場合もあるため、飼い主さんは老化現象と思いこんでしまうことがあります。

皮膚の異常として、顔面、脇腹、臀部、尾に痒みを伴わない脱毛やフケが発生します。
また脱毛部の皮膚が黒くなってきます。
血液中の甲状腺ホルモンを検査して、診断を行います。治療は甲状腺ホルモンを内服させますが、一生涯の服用が必要です。また血液中のホルモン量が多すぎるか、少なすぎるかを確認するため、定期的に検査が必要です。

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